

2010年09月12日
C・ロナウドが12日オサスナ戦で復帰へ
スペインリーグ、レアル・マドリードのモウリーニョ監督は10日、12日のオサスナ戦にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを先発出場させる意向を明かした。先月末の開幕・マジョルカ戦で足首を痛め、全治3週間と診断された。


石田、メキシコでの防衛戦不可能に=WBAが異例の指示―ボクシング
世界ボクシング協会(WBA)スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕(金沢)がメキシコで予定していた2度目の防衛戦が、開催不可能となったことが11日、分かった。
WBAが同級の正規王者ミゲル・コット(プエルトリコ)のスーパー王者格上げを発表。通常なら石田が正規王者に昇格するところだが、WBAは石田と同級3位オースティン・トラウト(米国)との正規王者決定戦実施を指示した。同時に石田と同級9位リゴベルト・アルバレス(メキシコ)との試合をタイトル戦と認めないとした。
所属ジムの金沢会長は「日本ボクシングコミッション(JBC)を通じてWBAに抗議するなど、状況を把握したい」と話し、JBCの安河内剛事務局長も「事態の推移を見守るしかないが、WBAの決定に従うしかないだろう」と述べた。

WBAが同級の正規王者ミゲル・コット(プエルトリコ)のスーパー王者格上げを発表。通常なら石田が正規王者に昇格するところだが、WBAは石田と同級3位オースティン・トラウト(米国)との正規王者決定戦実施を指示した。同時に石田と同級9位リゴベルト・アルバレス(メキシコ)との試合をタイトル戦と認めないとした。
所属ジムの金沢会長は「日本ボクシングコミッション(JBC)を通じてWBAに抗議するなど、状況を把握したい」と話し、JBCの安河内剛事務局長も「事態の推移を見守るしかないが、WBAの決定に従うしかないだろう」と述べた。

石田、メキシコでの防衛戦不可能に=WBAが異例の指示―ボクシング
世界ボクシング協会(WBA)スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕(金沢)がメキシコで予定していた2度目の防衛戦が、開催不可能となったことが11日、分かった。
WBAが同級の正規王者ミゲル・コット(プエルトリコ)のスーパー王者格上げを発表。通常なら石田が正規王者に昇格するところだが、WBAは石田と同級3位オースティン・トラウト(米国)との正規王者決定戦実施を指示した。同時に石田と同級9位リゴベルト・アルバレス(メキシコ)との試合をタイトル戦と認めないとした。
所属ジムの金沢会長は「日本ボクシングコミッション(JBC)を通じてWBAに抗議するなど、状況を把握したい」と話し、JBCの安河内剛事務局長も「事態の推移を見守るしかないが、WBAの決定に従うしかないだろう」と述べた。

WBAが同級の正規王者ミゲル・コット(プエルトリコ)のスーパー王者格上げを発表。通常なら石田が正規王者に昇格するところだが、WBAは石田と同級3位オースティン・トラウト(米国)との正規王者決定戦実施を指示した。同時に石田と同級9位リゴベルト・アルバレス(メキシコ)との試合をタイトル戦と認めないとした。
所属ジムの金沢会長は「日本ボクシングコミッション(JBC)を通じてWBAに抗議するなど、状況を把握したい」と話し、JBCの安河内剛事務局長も「事態の推移を見守るしかないが、WBAの決定に従うしかないだろう」と述べた。

<サッカー>松井が右MFで先発 露プレミアリーグ
2010年09月11日
<ロッテ>堀に戦力外通告
「燃えるものがなくなった」塚田真希引退へ
柔道女子78キロ超級でアテネ五輪金メダル、北京五輪銀メダルの実績を持つ塚田真希(28)(綜合警備保障)が現役引退の意向であることが11日、明らかになった。
塚田は9日の世界選手権同級で3位に終わり、全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長と今後について話し合い、「燃えるものがなくなった」と強化選手を辞退する意向を伝えた。
吉村委員長は「ふがいない試合内容だったし、(ライバルの)杉本美香が金メダルを取ったことを素直に喜んでいた。勝負師が仏の心を持ったら終わり」と語った。
13日に出場予定だった女子無差別には起用せず、今後は他の国際大会にも出場させない考えだ。
塚田は、来年4月の全日本女子選手権で前人未到の10連覇がかかっており、これが引退試合となる可能性が高い。

塚田は9日の世界選手権同級で3位に終わり、全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長と今後について話し合い、「燃えるものがなくなった」と強化選手を辞退する意向を伝えた。
吉村委員長は「ふがいない試合内容だったし、(ライバルの)杉本美香が金メダルを取ったことを素直に喜んでいた。勝負師が仏の心を持ったら終わり」と語った。
13日に出場予定だった女子無差別には起用せず、今後は他の国際大会にも出場させない考えだ。
塚田は、来年4月の全日本女子選手権で前人未到の10連覇がかかっており、これが引退試合となる可能性が高い。

「燃えるものがなくなった」塚田真希引退へ
柔道女子78キロ超級でアテネ五輪金メダル、北京五輪銀メダルの実績を持つ塚田真希(28)(綜合警備保障)が現役引退の意向であることが11日、明らかになった。
塚田は9日の世界選手権同級で3位に終わり、全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長と今後について話し合い、「燃えるものがなくなった」と強化選手を辞退する意向を伝えた。
吉村委員長は「ふがいない試合内容だったし、(ライバルの)杉本美香が金メダルを取ったことを素直に喜んでいた。勝負師が仏の心を持ったら終わり」と語った。
13日に出場予定だった女子無差別には起用せず、今後は他の国際大会にも出場させない考えだ。
塚田は、来年4月の全日本女子選手権で前人未到の10連覇がかかっており、これが引退試合となる可能性が高い。

塚田は9日の世界選手権同級で3位に終わり、全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長と今後について話し合い、「燃えるものがなくなった」と強化選手を辞退する意向を伝えた。
吉村委員長は「ふがいない試合内容だったし、(ライバルの)杉本美香が金メダルを取ったことを素直に喜んでいた。勝負師が仏の心を持ったら終わり」と語った。
13日に出場予定だった女子無差別には起用せず、今後は他の国際大会にも出場させない考えだ。
塚田は、来年4月の全日本女子選手権で前人未到の10連覇がかかっており、これが引退試合となる可能性が高い。

自信付けた「世界」経験者=川村は得点源に成長―バスケット男子
バスケットボールの男子日本代表が自信を付けている。昨年のアジア選手権は史上最低の10位に沈んだが、11月のアジア大会(中国・広州)でのメダル獲得に向け、巻き返す好材料が出てきた。
8月のスタンコビッチカップ(レバノン)で準優勝。かつて米プロ協会(NBA)でプレーした田臥勇太(リンク栃木)が体調不良で参加しなかった穴を感じさせなかった。昨季リンク栃木を日本リーグ初優勝に導いたトーマス・ウィスマン新監督の手腕が大きい。今年の代表は、4年前に日本での世界選手権で1次リーグを経験した若手が主力となっている。
当時20歳だった川村卓也(リンク栃木)は、今や得点源に成長。8月の大会前に「結果よりチームの総合力を高めることを意識し、アジアの上を目指すステップに」と話していた通り、リーダーの自覚を非凡な3点シュートで示した。ほかに竹内公輔、網野友雄(ともにアイシン)も、国内リーグで力を付けた。
日本人の代表監督が目まぐるしく代わった末、切り札のウィスマン氏が指揮官に。堅守速攻を強調する新監督は「レバノンではアジアの地位を取り戻す戦いができた」と総括した。「他国から敬意を勝ち得るスタイルを築きたい」とも言う。司令塔として期待される田臥は、17日開幕の日本リーグで健在ぶりを示したいところだ。

8月のスタンコビッチカップ(レバノン)で準優勝。かつて米プロ協会(NBA)でプレーした田臥勇太(リンク栃木)が体調不良で参加しなかった穴を感じさせなかった。昨季リンク栃木を日本リーグ初優勝に導いたトーマス・ウィスマン新監督の手腕が大きい。今年の代表は、4年前に日本での世界選手権で1次リーグを経験した若手が主力となっている。
当時20歳だった川村卓也(リンク栃木)は、今や得点源に成長。8月の大会前に「結果よりチームの総合力を高めることを意識し、アジアの上を目指すステップに」と話していた通り、リーダーの自覚を非凡な3点シュートで示した。ほかに竹内公輔、網野友雄(ともにアイシン)も、国内リーグで力を付けた。
日本人の代表監督が目まぐるしく代わった末、切り札のウィスマン氏が指揮官に。堅守速攻を強調する新監督は「レバノンではアジアの地位を取り戻す戦いができた」と総括した。「他国から敬意を勝ち得るスタイルを築きたい」とも言う。司令塔として期待される田臥は、17日開幕の日本リーグで健在ぶりを示したいところだ。

自信付けた「世界」経験者=川村は得点源に成長―バスケット男子
バスケットボールの男子日本代表が自信を付けている。昨年のアジア選手権は史上最低の10位に沈んだが、11月のアジア大会(中国・広州)でのメダル獲得に向け、巻き返す好材料が出てきた。
8月のスタンコビッチカップ(レバノン)で準優勝。かつて米プロ協会(NBA)でプレーした田臥勇太(リンク栃木)が体調不良で参加しなかった穴を感じさせなかった。昨季リンク栃木を日本リーグ初優勝に導いたトーマス・ウィスマン新監督の手腕が大きい。今年の代表は、4年前に日本での世界選手権で1次リーグを経験した若手が主力となっている。
当時20歳だった川村卓也(リンク栃木)は、今や得点源に成長。8月の大会前に「結果よりチームの総合力を高めることを意識し、アジアの上を目指すステップに」と話していた通り、リーダーの自覚を非凡な3点シュートで示した。ほかに竹内公輔、網野友雄(ともにアイシン)も、国内リーグで力を付けた。
日本人の代表監督が目まぐるしく代わった末、切り札のウィスマン氏が指揮官に。堅守速攻を強調する新監督は「レバノンではアジアの地位を取り戻す戦いができた」と総括した。「他国から敬意を勝ち得るスタイルを築きたい」とも言う。司令塔として期待される田臥は、17日開幕の日本リーグで健在ぶりを示したいところだ。

8月のスタンコビッチカップ(レバノン)で準優勝。かつて米プロ協会(NBA)でプレーした田臥勇太(リンク栃木)が体調不良で参加しなかった穴を感じさせなかった。昨季リンク栃木を日本リーグ初優勝に導いたトーマス・ウィスマン新監督の手腕が大きい。今年の代表は、4年前に日本での世界選手権で1次リーグを経験した若手が主力となっている。
当時20歳だった川村卓也(リンク栃木)は、今や得点源に成長。8月の大会前に「結果よりチームの総合力を高めることを意識し、アジアの上を目指すステップに」と話していた通り、リーダーの自覚を非凡な3点シュートで示した。ほかに竹内公輔、網野友雄(ともにアイシン)も、国内リーグで力を付けた。
日本人の代表監督が目まぐるしく代わった末、切り札のウィスマン氏が指揮官に。堅守速攻を強調する新監督は「レバノンではアジアの地位を取り戻す戦いができた」と総括した。「他国から敬意を勝ち得るスタイルを築きたい」とも言う。司令塔として期待される田臥は、17日開幕の日本リーグで健在ぶりを示したいところだ。

<芝田山親方訴訟>「指導の範囲」協会が見解
2010年09月10日
藤田監督が退任へ=シスメックス陸上部
スピアモンが参加へ=スーパー陸上
「がむしゃらにやりたい」=阿部が英に出発―サッカー
国枝が準決勝へ=全米テニス車いす
国枝が準決勝へ=全米テニス車いす
シドニーFCの貴重なMF=豪サッカー界で活躍誓う森安
オーストラリアのプロサッカーリーグ、Aリーグで活躍を誓う一人の日本人選手がいる。森安洋文(25)がその人。かつてはカズこと三浦知良(現横浜C)も在籍した強豪シドニーFCの貴重なMFだ。8月21日の公式戦で後半32分からの途中出場ながら、Aリーグデビューを果たした。
ゴールを奪うのが楽しかったサッカー少年。米テキサス州で過ごした中学時代もサッカーを続け、「何となくだが、プロになれると信じていた」。しかし、2009年、所属していた三菱水島FC(岡山県倉敷市)が日本フットボールリーグ(JFL)から脱退。一時は引退も考え、指導者になるべく、研修を2週間受けた。「でも何か違うなと…」
現役への思いを捨て切れず、海外で活路を見いだす。意思疎通に問題のない英語圏の中でもシドニーを選んだのは「可能性が大きかったから」。当初取得したのは働きながら長期滞在できるワーキングホリデービザ。3月に渡豪後、下部リーグでの活躍がシドニーFC関係者の目に留まった。
チームの中では守備的MFの位置づけ。キックの正確さは定評があり、サイドチェンジなど攻撃に幅が出る、と監督の期待も高い。連係プレーに課題が残るが、チームに溶け込むうちに解消されつつある。「早くスタメンでコンスタントに試合に出たい」と話す森安のプロ生活は始まったばかりだ。

ゴールを奪うのが楽しかったサッカー少年。米テキサス州で過ごした中学時代もサッカーを続け、「何となくだが、プロになれると信じていた」。しかし、2009年、所属していた三菱水島FC(岡山県倉敷市)が日本フットボールリーグ(JFL)から脱退。一時は引退も考え、指導者になるべく、研修を2週間受けた。「でも何か違うなと…」
現役への思いを捨て切れず、海外で活路を見いだす。意思疎通に問題のない英語圏の中でもシドニーを選んだのは「可能性が大きかったから」。当初取得したのは働きながら長期滞在できるワーキングホリデービザ。3月に渡豪後、下部リーグでの活躍がシドニーFC関係者の目に留まった。
チームの中では守備的MFの位置づけ。キックの正確さは定評があり、サイドチェンジなど攻撃に幅が出る、と監督の期待も高い。連係プレーに課題が残るが、チームに溶け込むうちに解消されつつある。「早くスタメンでコンスタントに試合に出たい」と話す森安のプロ生活は始まったばかりだ。

吉田沙保里が8連覇…世界レスリング
ロッテの球団社長が「佑ちゃん」視察へ
2010年09月09日
<サッカー日本代表>ザッケローニ監督、ビザ取得で帰国へ
サッカー日本代表のザッケローニ監督が9日、就労ビザ取得のため、母国イタリアへ帰国の途についた。
◇「いろいろ勉強できた」
8月29日に来日し、日本代表戦2試合やナビスコカップ2試合を視察したザッケローニ監督は成田空港で取材に応じ、「いろいろ勉強できた。選手ともコミュニケーションが取れ、イメージもわいてきた」と言い、今後の選手選考については「非常にいい選手がいる。これからを楽しみにしてください」と話した。
一時帰国中には、11日(日本時間12日)に行われるイタリア1部リーグ(セリエA)、チェゼーナ−ACミラン戦を視察し、日本代表DF長友をチェックする予定という。再来日は17日の予定。初采配(さいはい)は10月8日の国際親善試合で、アルゼンチンとの対戦が予定されている。【江連能弘】

◇「いろいろ勉強できた」
8月29日に来日し、日本代表戦2試合やナビスコカップ2試合を視察したザッケローニ監督は成田空港で取材に応じ、「いろいろ勉強できた。選手ともコミュニケーションが取れ、イメージもわいてきた」と言い、今後の選手選考については「非常にいい選手がいる。これからを楽しみにしてください」と話した。
一時帰国中には、11日(日本時間12日)に行われるイタリア1部リーグ(セリエA)、チェゼーナ−ACミラン戦を視察し、日本代表DF長友をチェックする予定という。再来日は17日の予定。初采配(さいはい)は10月8日の国際親善試合で、アルゼンチンとの対戦が予定されている。【江連能弘】

ザッケローニ監督「イメージわいてきた」=イタリアへ一時帰国―サッカー日本代表
サッカー日本代表のアルベルト・ザッケローニ新監督が9日、就労ビザ取得のため成田空港からイタリアへ帰国の途に就いた。8月下旬に来日し、日本代表の国際親善試合2試合を会場で観戦。8日にはJリーグのナビスコカップ準々決勝、川崎―鹿島戦を視察した。10日間余りの滞在を、「いろいろ勉強ができた。選手とコミュニケーションが取れて納得している」と振り返った。
再来日は17日の予定。それまでに、イタリア1部リーグ(セリエA)チェゼーナに所属するDF長友の試合を視察するという。初采配(さいはい)は10月8日の国際親善試合で、相手はアルゼンチンが有力。今後に向けて「イメージがわいてきた。いい仕事ができそう。これからを楽しみにしてください」と語り、最後に「イッテキマス」と日本語であいさつした。

再来日は17日の予定。それまでに、イタリア1部リーグ(セリエA)チェゼーナに所属するDF長友の試合を視察するという。初采配(さいはい)は10月8日の国際親善試合で、相手はアルゼンチンが有力。今後に向けて「イメージがわいてきた。いい仕事ができそう。これからを楽しみにしてください」と語り、最後に「イッテキマス」と日本語であいさつした。

横浜D1筒香、残り10試合程度で昇格へ
鹿島、また夏に失速=4連覇へ守備再建急務―Jリーグ
Jリーグ1部(J1)で前人未到の4連覇を目指す鹿島が、8月の5試合で2敗3分けと1勝もできず、その間に首位から陥落した。昨季も夏場以降に失速し、リーグ戦終盤に一時は首位を明け渡した。昨季と同様、守備の甘さが不振の原因となっている。
堅守が売り物のチームも、8月は5試合すべてで失点。その場面では、相手に簡単にスペースを与えるケースが目立つ。8月14日の第18節、F東京戦で終盤に許した失点も、相手のゴール前での速いパス回しに反応できなかった。DF岩政は「いるべきところに誰もいなかった」と苦々しく振り返った。
その要因に、昨季と同じく夏場の運動量の低下がある。今夏の酷暑という条件は他チームも同じだけに、主将のMF小笠原は「それは(関係)ない」と話す。しかし、小笠原やMF中田、右サイドバックの新井場ら主力には30歳以上も多く、相手があえて後半に仕掛ける攻勢に耐えきれない試合が続いた。
ただ、8月28日の浦和戦では、立ち上がりから攻守で激しさを見せ、終了間際に追い付く粘りを発揮した。勝てはしなかったものの、内容では収穫を得たことで、岩政は「ここ数試合は出せなかった厳しさを出せた」と振り返った。その手応えを、11日から再開するリーグ戦で勝利に結び突けることができるか。

堅守が売り物のチームも、8月は5試合すべてで失点。その場面では、相手に簡単にスペースを与えるケースが目立つ。8月14日の第18節、F東京戦で終盤に許した失点も、相手のゴール前での速いパス回しに反応できなかった。DF岩政は「いるべきところに誰もいなかった」と苦々しく振り返った。
その要因に、昨季と同じく夏場の運動量の低下がある。今夏の酷暑という条件は他チームも同じだけに、主将のMF小笠原は「それは(関係)ない」と話す。しかし、小笠原やMF中田、右サイドバックの新井場ら主力には30歳以上も多く、相手があえて後半に仕掛ける攻勢に耐えきれない試合が続いた。
ただ、8月28日の浦和戦では、立ち上がりから攻守で激しさを見せ、終了間際に追い付く粘りを発揮した。勝てはしなかったものの、内容では収穫を得たことで、岩政は「ここ数試合は出せなかった厳しさを出せた」と振り返った。その手応えを、11日から再開するリーグ戦で勝利に結び突けることができるか。

坂本、女子48キロ級で金…世界レスリング
<広島>高橋建が引退 自ら申し入れ「1年通し貢献できず」
広島は8日、高橋建投手(41)が今季限りでの引退を申し入れ、了承したと発表した。球団によると4日の試合中に話し合い、高橋は「1年を通してチームに貢献できない」と理由を話したという。29日の横浜戦(マツダ)で引退セレモニーを行う。今後については未定。
神奈川・横浜高、拓大、トヨタ自動車を経て、95年に広島に入団した高橋は08年オフ、フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグに挑戦。09年にブルージェイズとマイナー契約したが故障などで解雇された。その後、マイナー契約でメッツに入団し、09年5月2日に40歳16日での日本選手最年長メジャーデビューを果たした。メジャーでは28試合登板で0勝1敗、防御率2.96の成績を残した。
今季から広島に復帰し、5月2日までに4勝を挙げたが、その後は不調で2軍で調整していた。プロ野球での通算成績(8日現在)は70勝92敗5セーブ。【吉見裕都】

神奈川・横浜高、拓大、トヨタ自動車を経て、95年に広島に入団した高橋は08年オフ、フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグに挑戦。09年にブルージェイズとマイナー契約したが故障などで解雇された。その後、マイナー契約でメッツに入団し、09年5月2日に40歳16日での日本選手最年長メジャーデビューを果たした。メジャーでは28試合登板で0勝1敗、防御率2.96の成績を残した。
今季から広島に復帰し、5月2日までに4勝を挙げたが、その後は不調で2軍で調整していた。プロ野球での通算成績(8日現在)は70勝92敗5セーブ。【吉見裕都】

2010年09月08日
<広島>高橋建が引退 自ら申し入れ「1年通し貢献できず」
広島は8日、高橋建投手(41)が今季限りでの引退を申し入れ、了承したと発表した。球団によると4日の試合中に話し合い、高橋は「1年を通してチームに貢献できない」と理由を話したという。29日の横浜戦(マツダ)で引退セレモニーを行う。今後については未定。
神奈川・横浜高、拓大、トヨタ自動車を経て、95年に広島に入団した高橋は08年オフ、フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグに挑戦。09年にブルージェイズとマイナー契約したが故障などで解雇された。その後、マイナー契約でメッツに入団し、09年5月2日に40歳16日での日本選手最年長メジャーデビューを果たした。メジャーでは28試合登板で0勝1敗、防御率2.96の成績を残した。
今季から広島に復帰し、5月2日までに4勝を挙げたが、その後は不調で2軍で調整していた。プロ野球での通算成績(8日現在)は70勝92敗5セーブ。【吉見裕都】

神奈川・横浜高、拓大、トヨタ自動車を経て、95年に広島に入団した高橋は08年オフ、フリーエージェント(FA)権を行使して米大リーグに挑戦。09年にブルージェイズとマイナー契約したが故障などで解雇された。その後、マイナー契約でメッツに入団し、09年5月2日に40歳16日での日本選手最年長メジャーデビューを果たした。メジャーでは28試合登板で0勝1敗、防御率2.96の成績を残した。
今季から広島に復帰し、5月2日までに4勝を挙げたが、その後は不調で2軍で調整していた。プロ野球での通算成績(8日現在)は70勝92敗5セーブ。【吉見裕都】

<J1名古屋>楢崎が日本代表引退「僕の経験多くの選手に」
Jリーグ1部・名古屋のGK楢崎正剛(34)が、7日に大阪で行われた国際親善試合のグアテマラ戦後、日本代表からの引退を表明した。
楢崎は96年に代表に初選出され、初出場は98年2月のオーストラリア戦。ワールドカップ(W杯)には98年フランス大会から4大会連続で選ばれ、02年日韓大会は4試合にフル出場。南アフリカ大会は本大会直前に控えに回っていた。7日のグアテマラ戦ではフル出場。国際Aマッチ出場数は77試合(76失点)となり、GKとしては川口(磐田)の116試合に次いで歴代2位だった。
楢崎は「僕がしてきた経験をもっと多くの選手が体験すべきだ」と代表引退理由を語り、印象に残る試合は「(一つに)決めきれない。すべて僕の身になった」と話した。【江連能弘】

楢崎は96年に代表に初選出され、初出場は98年2月のオーストラリア戦。ワールドカップ(W杯)には98年フランス大会から4大会連続で選ばれ、02年日韓大会は4試合にフル出場。南アフリカ大会は本大会直前に控えに回っていた。7日のグアテマラ戦ではフル出場。国際Aマッチ出場数は77試合(76失点)となり、GKとしては川口(磐田)の116試合に次いで歴代2位だった。
楢崎は「僕がしてきた経験をもっと多くの選手が体験すべきだ」と代表引退理由を語り、印象に残る試合は「(一つに)決めきれない。すべて僕の身になった」と話した。【江連能弘】

日本代表海外組の本田、香川らが各国へ
阪神・鳥谷、ヤクルト・館山…セ月間MVP
阪神・鳥谷、ヤクルト・館山…セ月間MVP
楢崎が代表引退を表明=日本GK歴代2位の77試合出場―サッカー
日本代表GKの楢崎正剛(34)=名古屋=が7日に大阪・長居陸上競技場で行われたグアテマラ戦に出場後、代表からの引退を表明した。
本人によると、今大会の合宿前に原監督代行に「(選考の)リストから外してほしい」と伝えたという。理由については、「20歳のころから代表に選ばれて、4回もワールドカップ(W杯)を経験した。その経験を他の選手が体験すべきときがきたと思う」と話した。
楢崎は1996年12月のアジアカップで日本代表に初選出され、98年2月のオーストラリアとの国際親善試合に初出場。この日を含めて、日本代表のGKとしては川口能活(磐田)の116試合に次ぐ、歴代2位の77試合出場を記録した。W杯代表には、川口とともに98年フランス大会から2010年南アフリカ大会まで4大会連続で選出された。

本人によると、今大会の合宿前に原監督代行に「(選考の)リストから外してほしい」と伝えたという。理由については、「20歳のころから代表に選ばれて、4回もワールドカップ(W杯)を経験した。その経験を他の選手が体験すべきときがきたと思う」と話した。
楢崎は1996年12月のアジアカップで日本代表に初選出され、98年2月のオーストラリアとの国際親善試合に初出場。この日を含めて、日本代表のGKとしては川口能活(磐田)の116試合に次ぐ、歴代2位の77試合出場を記録した。W杯代表には、川口とともに98年フランス大会から2010年南アフリカ大会まで4大会連続で選出された。

2010年09月07日
スペイン代表にアストゥリアス皇太子賞=サッカー
中沢が全治6週間、栗原は1週間=J1横浜M
楽天の福盛、引退へ=プロ野球
井村氏が再び中国コーチに=シンクロ
本家再建、東京で=日本男子に「篠原色」―世界柔道
柔道の日本男子は、昨年の世界選手権で歴史的な敗北を喫した。階級制が実施された五輪、世界選手権で初めて金メダルなしの屈辱。9日に東京・国立代々木競技場で開幕する世界選手権は、7年ぶりの地元開催で本家の力が試される。
199の国・地域に普及した柔道は、世界各地でジュニア世代からの育成が進み、日本の優位性が薄れた。全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は「各国の選手の柔道歴が同じになり、絶対というものがなくなった」と危機感を募らせる。
篠原信一監督は意識改革のため、長い間、母校の大学や所属先での練習が主体だった選手を出げいこに引っ張り出した。自らも地元の奈良から単身で東京へ出て腰を据え、「お山の大将になるな」と厳しく指導した。
選手との信頼感もできつつある。100キロ超級のベテラン鈴木桂治(国士大教)は「最近まれに見る練習量。(監督は)身を削ってやってくれる」と話すなど、一体感も生まれてきた。
今大会は各階級に代表2人。若手とベテランの編成となった。吉村強化委員長は「(監督の声が)響かなかったら意味はない。選手も納得してやっている。ようやく篠原カラーに変わりつつある」と手応えを感じている。創始国の威信を取り戻し、ロンドン五輪への足掛かりをつかめるか。

199の国・地域に普及した柔道は、世界各地でジュニア世代からの育成が進み、日本の優位性が薄れた。全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は「各国の選手の柔道歴が同じになり、絶対というものがなくなった」と危機感を募らせる。
篠原信一監督は意識改革のため、長い間、母校の大学や所属先での練習が主体だった選手を出げいこに引っ張り出した。自らも地元の奈良から単身で東京へ出て腰を据え、「お山の大将になるな」と厳しく指導した。
選手との信頼感もできつつある。100キロ超級のベテラン鈴木桂治(国士大教)は「最近まれに見る練習量。(監督は)身を削ってやってくれる」と話すなど、一体感も生まれてきた。
今大会は各階級に代表2人。若手とベテランの編成となった。吉村強化委員長は「(監督の声が)響かなかったら意味はない。選手も納得してやっている。ようやく篠原カラーに変わりつつある」と手応えを感じている。創始国の威信を取り戻し、ロンドン五輪への足掛かりをつかめるか。

本家再建、東京で=日本男子に「篠原色」―世界柔道
柔道の日本男子は、昨年の世界選手権で歴史的な敗北を喫した。階級制が実施された五輪、世界選手権で初めて金メダルなしの屈辱。9日に東京・国立代々木競技場で開幕する世界選手権は、7年ぶりの地元開催で本家の力が試される。
199の国・地域に普及した柔道は、世界各地でジュニア世代からの育成が進み、日本の優位性が薄れた。全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は「各国の選手の柔道歴が同じになり、絶対というものがなくなった」と危機感を募らせる。
篠原信一監督は意識改革のため、長い間、母校の大学や所属先での練習が主体だった選手を出げいこに引っ張り出した。自らも地元の奈良から単身で東京へ出て腰を据え、「お山の大将になるな」と厳しく指導した。
選手との信頼感もできつつある。100キロ超級のベテラン鈴木桂治(国士大教)は「最近まれに見る練習量。(監督は)身を削ってやってくれる」と話すなど、一体感も生まれてきた。
今大会は各階級に代表2人。若手とベテランの編成となった。吉村強化委員長は「(監督の声が)響かなかったら意味はない。選手も納得してやっている。ようやく篠原カラーに変わりつつある」と手応えを感じている。創始国の威信を取り戻し、ロンドン五輪への足掛かりをつかめるか。

199の国・地域に普及した柔道は、世界各地でジュニア世代からの育成が進み、日本の優位性が薄れた。全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は「各国の選手の柔道歴が同じになり、絶対というものがなくなった」と危機感を募らせる。
篠原信一監督は意識改革のため、長い間、母校の大学や所属先での練習が主体だった選手を出げいこに引っ張り出した。自らも地元の奈良から単身で東京へ出て腰を据え、「お山の大将になるな」と厳しく指導した。
選手との信頼感もできつつある。100キロ超級のベテラン鈴木桂治(国士大教)は「最近まれに見る練習量。(監督は)身を削ってやってくれる」と話すなど、一体感も生まれてきた。
今大会は各階級に代表2人。若手とベテランの編成となった。吉村強化委員長は「(監督の声が)響かなかったら意味はない。選手も納得してやっている。ようやく篠原カラーに変わりつつある」と手応えを感じている。創始国の威信を取り戻し、ロンドン五輪への足掛かりをつかめるか。

中沢が代表離脱=サッカー
2010年09月06日
けがなし、順調に本番へ=世界柔道代表が最終調整
東京・国立代々木競技場で9日に開幕する柔道の世界選手権に向け、最終調整を行っている日本代表が6日、東京都北区の味の素トレーニングセンターで練習を公開した。選手に大きなけがはなく、調整は順調な様子。乱取りや打ち込みなどでそれぞれの課題を確認した。
大会は男女の重量級からスタート。昨年3位と期待を裏切った男子100キロ級の穴井隆将(天理大職)は「いよいよですね。やり残したことはない」と雪辱に気合十分。女子78キロ超級で初の世界一を目指す塚田真希(綜合警備保障)は「今までやってきたことを全力で出したい」と静かに闘志を燃やした。
男子の篠原信一監督は「選手は顔つきが変わって引き締まった。初日でしっかり(金メダルを)取ってもらいたい」。女子の園田隆二監督は「全員に期待する。狙える力があるから全階級(金メダル)と言っている」と自信を見せた。

大会は男女の重量級からスタート。昨年3位と期待を裏切った男子100キロ級の穴井隆将(天理大職)は「いよいよですね。やり残したことはない」と雪辱に気合十分。女子78キロ超級で初の世界一を目指す塚田真希(綜合警備保障)は「今までやってきたことを全力で出したい」と静かに闘志を燃やした。
男子の篠原信一監督は「選手は顔つきが変わって引き締まった。初日でしっかり(金メダルを)取ってもらいたい」。女子の園田隆二監督は「全員に期待する。狙える力があるから全階級(金メダル)と言っている」と自信を見せた。

けがなし、順調に本番へ=世界柔道代表が最終調整
東京・国立代々木競技場で9日に開幕する柔道の世界選手権に向け、最終調整を行っている日本代表が6日、東京都北区の味の素トレーニングセンターで練習を公開した。選手に大きなけがはなく、調整は順調な様子。乱取りや打ち込みなどでそれぞれの課題を確認した。
大会は男女の重量級からスタート。昨年3位と期待を裏切った男子100キロ級の穴井隆将(天理大職)は「いよいよですね。やり残したことはない」と雪辱に気合十分。女子78キロ超級で初の世界一を目指す塚田真希(綜合警備保障)は「今までやってきたことを全力で出したい」と静かに闘志を燃やした。
男子の篠原信一監督は「選手は顔つきが変わって引き締まった。初日でしっかり(金メダルを)取ってもらいたい」。女子の園田隆二監督は「全員に期待する。狙える力があるから全階級(金メダル)と言っている」と自信を見せた。

大会は男女の重量級からスタート。昨年3位と期待を裏切った男子100キロ級の穴井隆将(天理大職)は「いよいよですね。やり残したことはない」と雪辱に気合十分。女子78キロ超級で初の世界一を目指す塚田真希(綜合警備保障)は「今までやってきたことを全力で出したい」と静かに闘志を燃やした。
男子の篠原信一監督は「選手は顔つきが変わって引き締まった。初日でしっかり(金メダルを)取ってもらいたい」。女子の園田隆二監督は「全員に期待する。狙える力があるから全階級(金メダル)と言っている」と自信を見せた。

クライシュテルスが8強入り=ナダルは3回戦に登場―全米テニス
町田、J入会基準満たせず=サッカー
<サッカー日本代表>18人で練習再開 7日にグアテマラ戦
サッカーの国際親善試合、キリンチャレンジカップのパラグアイ戦(4日、日産スタジアム)に勝利した日本代表は5日、大阪府内に移動し、7日のグアテマラ戦(大阪・長居陸上競技場)に向けて練習を再開した。
当初の選出メンバーから5人が故障などで離脱し18人となった日本代表は、パラグアイ戦に先発しなかった9人が大学生と練習試合に臨んだ。ピッチを狭めて9人対9人で30分間行い、橋本(ガ大阪)、乾(セ大阪)、岡崎(清水)の得点で3−0で勝った。また、パラグアイ戦の先発メンバーは、離脱した松井、栗原を除く9人がストレッチなどで軽めに体を動かした。
左足でミドルシュートを決めた橋本は「監督が何を求めているか分からないが、気楽に楽しくやれている」と話し、出身地の大阪市で行われるグアテマラ戦へ「なんとか長居の空間に立ってみたい」と意欲的に語った。
原博実監督代行は次戦に向け、「できるだけ多くの選手を使ってあげたい」と話し、チームに帯同中のザッケローニ監督については「選手の名前もスタイルもだいぶ分かってきた」と話した。
【江連能弘】

当初の選出メンバーから5人が故障などで離脱し18人となった日本代表は、パラグアイ戦に先発しなかった9人が大学生と練習試合に臨んだ。ピッチを狭めて9人対9人で30分間行い、橋本(ガ大阪)、乾(セ大阪)、岡崎(清水)の得点で3−0で勝った。また、パラグアイ戦の先発メンバーは、離脱した松井、栗原を除く9人がストレッチなどで軽めに体を動かした。
左足でミドルシュートを決めた橋本は「監督が何を求めているか分からないが、気楽に楽しくやれている」と話し、出身地の大阪市で行われるグアテマラ戦へ「なんとか長居の空間に立ってみたい」と意欲的に語った。
原博実監督代行は次戦に向け、「できるだけ多くの選手を使ってあげたい」と話し、チームに帯同中のザッケローニ監督については「選手の名前もスタイルもだいぶ分かってきた」と話した。
【江連能弘】

2010年09月05日
日本代表が練習再開=グアテマラ戦に向け、大阪に移動―サッカー
サッカーの日本代表は5日、国際親善試合のグアテマラ戦(7日、大阪・長居陸上競技場)に備えて、前夜のパラグアイ戦が行われた横浜から大阪に移動し、堺市立サッカーナショナルトレーニングセンターで練習を再開した。
MF遠藤(G大阪)、今野(F東京)ら4人が故障などで離脱し、練習に参加したのは18人。この日もザッケローニ新監督が見守る中、パラグアイ戦で先発した9人は別メニューの軽い調整。残りの選手が関大と9対9で30分のミニゲームを行い、橋本(G大阪)、乾(C大阪)、岡崎(清水)が得点して3―0で快勝した。
原監督代行はグアテマラ戦について、「選手のコンディション次第だが、いろいろな選手にチャンスを与えたい」とパラグアイ戦からの大幅なメンバー交代を示唆した。6日は長居陸上競技場で公式練習を行う。

MF遠藤(G大阪)、今野(F東京)ら4人が故障などで離脱し、練習に参加したのは18人。この日もザッケローニ新監督が見守る中、パラグアイ戦で先発した9人は別メニューの軽い調整。残りの選手が関大と9対9で30分のミニゲームを行い、橋本(G大阪)、乾(C大阪)、岡崎(清水)が得点して3―0で快勝した。
原監督代行はグアテマラ戦について、「選手のコンディション次第だが、いろいろな選手にチャンスを与えたい」とパラグアイ戦からの大幅なメンバー交代を示唆した。6日は長居陸上競技場で公式練習を行う。

サッカーW杯招致へ「勝負の秋」 パラグアイ・グアテマラ戦もう一つの思惑
いよいよ船出した新生日本代表。チームは来年1月のアジア杯(カタール)での王座奪還を目指し、9月はパラグアイ戦、グアテマラ戦をこなすが、実はこれらの試合には、代表強化以外にもう一つの目的がある。
パラグアイとグアテマラにはいずれも国際サッカー連盟(FIFA)理事がいる。「何のために(日本に)呼ぶと思ってるの」と小倉会長。つまり、マッチメークそのものが2022年W杯日本招致活動の一環なのだ。成功のカギを握るのは、投票権を持つ24人の理事たち。そう考えれば、FIFAランク119位と日本の32位よりかなり格下のグアテマラとの対戦にも合点がいく。
小倉会長は「われわれは南米などの助けがないと勝てない」と胸の内を明かす。日本はブラジル人のアベランジェ前会長時代から南米との結びつきが強く、02年日韓W杯招致の際も大きな力になった。日本サイドは今回の招致も南米(北中米カリブ海)からいかに支持を得られるかが運命を左右するとみている。
現在、FIFAの調査団が各立候補国を視察中。最終的には調査団の報告書をもとに各理事が判断することになるが、各国のロビー活動はすでに激しさを増している。日本も招致委員長を務める小倉会長が日本代表の次期監督探しのまっただ中、招致活動のために自ら欧州へ飛んだ。
10月8日に対戦が内定しているアルゼンチンにもFIFA副会長がいる。「日本に来てもらったときにはわれわれの計画を説明し、理解してもらいたい」と小倉会長。12月2日の開催国決定へ「勝負の9、10月」(小倉会長)である。(森本利優)

パラグアイとグアテマラにはいずれも国際サッカー連盟(FIFA)理事がいる。「何のために(日本に)呼ぶと思ってるの」と小倉会長。つまり、マッチメークそのものが2022年W杯日本招致活動の一環なのだ。成功のカギを握るのは、投票権を持つ24人の理事たち。そう考えれば、FIFAランク119位と日本の32位よりかなり格下のグアテマラとの対戦にも合点がいく。
小倉会長は「われわれは南米などの助けがないと勝てない」と胸の内を明かす。日本はブラジル人のアベランジェ前会長時代から南米との結びつきが強く、02年日韓W杯招致の際も大きな力になった。日本サイドは今回の招致も南米(北中米カリブ海)からいかに支持を得られるかが運命を左右するとみている。
現在、FIFAの調査団が各立候補国を視察中。最終的には調査団の報告書をもとに各理事が判断することになるが、各国のロビー活動はすでに激しさを増している。日本も招致委員長を務める小倉会長が日本代表の次期監督探しのまっただ中、招致活動のために自ら欧州へ飛んだ。
10月8日に対戦が内定しているアルゼンチンにもFIFA副会長がいる。「日本に来てもらったときにはわれわれの計画を説明し、理解してもらいたい」と小倉会長。12月2日の開催国決定へ「勝負の9、10月」(小倉会長)である。(森本利優)

女子100m福島、過去最高6位…コンチネンタル杯
<山本昌>45歳で最年長完封 記録60年ぶりに更新
<山本昌>45歳で最年長完封 記録60年ぶりに更新
ライバル不在、取り口安定…白鵬、69連勝の可能性大
【スポーツ深層】
大相撲の横綱白鵬が、偉大なる記録に迫ろうとしている。“昭和の角聖”双葉山の持つ、最多連勝記録「69」だ。7月の名古屋場所では全勝優勝を果たし、15日制が定着した昭和24年夏場所以降では史上初となる3場所連続全勝を達成するとともに、初場所以来の連勝を47に伸ばした。すでに昭和以降の連勝記録では歴代単独の3位。モンゴル出身の大横綱が、日本の「国技」に刻まれた不滅の大記録を塗り替える可能性は高い。
■負ける要素なし
名古屋場所14日目、白鵬は、過去2年間で唯一、3度土を付けられた大関日馬富士を、すくい投げで危なげなく下し、力の差を見せつけた。朝青龍に10勝15敗の対戦成績を残した元大関栃東の玉ノ井親方は「今の横綱に負ける要素は見受けられない」と舌を巻く。
身長192センチ、体重154キロの体は柔軟で、手足は長いが重心が低いため、簡単に体勢を崩されない。右四つで左上手を引くと盤石の強みを発揮し、さらに「攻めの速さが前面に出ている」と玉ノ井親方は指摘する。けいこ場では、右四つから盤石の寄りを披露する一方で、「相撲は何があるか分からないから、残すけいこも大事」と、自ら下がって押させる相撲も取ることもある。
187センチ、155キロの柔らかい体を武器に史上最多の32回優勝を記録した大鵬と似た「負けにくい取り口」で、昨年には86勝4敗という驚異的な勝率で年間最多勝記録をつくっている。右四つ、左上手で万全という相撲は、双葉山と共通する。腰を下ろし、相手にひざを突きつけながら寄る姿は貴乃花を彷彿とさせる。白鵬の取り口は過去の大横綱の域に近づいており、解説者で元小結の舞の海氏は「周りとの力の差がありすぎる。敵はもう自分だけかな」と舌を巻く。
■ライバル不在
元横綱隆の里の鳴戸親方は「懐に入ってあわてふためかせること。攻め手はある」とするが、それをできる力士が見あたらない。一人横綱を打倒する一番手として期待されるのは大関陣だが、ベテランの魁皇はけがも多く、多くを望めない。琴欧洲と把瑠都は組み止める相撲を武器とするだけに、白鵬の術中にはまる。元横綱旭富士の伊勢ケ浜親方は「大関陣は、壁を乗り越えていこうという気持ちが弱い」と、連勝を阻止すべき側のふがいなさを嘆く。
好敵手不在も連勝を後押しする。2月に横綱の朝青龍が不祥事で引退、名古屋場所前には野球賭博問題で大関の琴光喜が解雇されるなど、実力者が相次いで土俵を去った。
双葉山の連勝を69で止めた安芸ノ海は体勢の低い相撲。食い下がりの姿勢から、双葉山が強引なすくい投げにきたところを、外掛けで倒した。大鵬の連勝を45で止めた戸田(のち羽黒岩)、朝青龍の連勝を35で止めた北勝力は押し相撲。一気の押しで金星を挙げた。番狂わせの可能性を秘めるのは、低い相撲か押し相撲であることを示唆する事例だが、低い相撲の豊ノ島や豪栄道、押し相撲の雅山は野球賭博問題で名古屋場所を謹慎し、秋場所は大きく番付を下げるため、白鵬との対戦はなくなる。
■69連勝を意識
大相撲の最多連勝記録は、双葉山が年2場所制の昭和11年春場所から14年春場所までに記録した69連勝。白鵬は「意識しないと言えばうそになる。1つでも2つでもあこがれの双葉山さんに近づけるよう頑張る」と話す。順当なら千代の富士の持つ昭和以降2位の連勝記録53には秋場所6日目、双葉山の69には九州場所7日目に並ぶ。元横綱の貴乃花親方は「白鵬は他の力士との差があり、調子に波がない。この先もどこまで連勝が続くか楽しみ」としており、“双葉超え”は現実実を帯びてきた。

大相撲の横綱白鵬が、偉大なる記録に迫ろうとしている。“昭和の角聖”双葉山の持つ、最多連勝記録「69」だ。7月の名古屋場所では全勝優勝を果たし、15日制が定着した昭和24年夏場所以降では史上初となる3場所連続全勝を達成するとともに、初場所以来の連勝を47に伸ばした。すでに昭和以降の連勝記録では歴代単独の3位。モンゴル出身の大横綱が、日本の「国技」に刻まれた不滅の大記録を塗り替える可能性は高い。
■負ける要素なし
名古屋場所14日目、白鵬は、過去2年間で唯一、3度土を付けられた大関日馬富士を、すくい投げで危なげなく下し、力の差を見せつけた。朝青龍に10勝15敗の対戦成績を残した元大関栃東の玉ノ井親方は「今の横綱に負ける要素は見受けられない」と舌を巻く。
身長192センチ、体重154キロの体は柔軟で、手足は長いが重心が低いため、簡単に体勢を崩されない。右四つで左上手を引くと盤石の強みを発揮し、さらに「攻めの速さが前面に出ている」と玉ノ井親方は指摘する。けいこ場では、右四つから盤石の寄りを披露する一方で、「相撲は何があるか分からないから、残すけいこも大事」と、自ら下がって押させる相撲も取ることもある。
187センチ、155キロの柔らかい体を武器に史上最多の32回優勝を記録した大鵬と似た「負けにくい取り口」で、昨年には86勝4敗という驚異的な勝率で年間最多勝記録をつくっている。右四つ、左上手で万全という相撲は、双葉山と共通する。腰を下ろし、相手にひざを突きつけながら寄る姿は貴乃花を彷彿とさせる。白鵬の取り口は過去の大横綱の域に近づいており、解説者で元小結の舞の海氏は「周りとの力の差がありすぎる。敵はもう自分だけかな」と舌を巻く。
■ライバル不在
元横綱隆の里の鳴戸親方は「懐に入ってあわてふためかせること。攻め手はある」とするが、それをできる力士が見あたらない。一人横綱を打倒する一番手として期待されるのは大関陣だが、ベテランの魁皇はけがも多く、多くを望めない。琴欧洲と把瑠都は組み止める相撲を武器とするだけに、白鵬の術中にはまる。元横綱旭富士の伊勢ケ浜親方は「大関陣は、壁を乗り越えていこうという気持ちが弱い」と、連勝を阻止すべき側のふがいなさを嘆く。
好敵手不在も連勝を後押しする。2月に横綱の朝青龍が不祥事で引退、名古屋場所前には野球賭博問題で大関の琴光喜が解雇されるなど、実力者が相次いで土俵を去った。
双葉山の連勝を69で止めた安芸ノ海は体勢の低い相撲。食い下がりの姿勢から、双葉山が強引なすくい投げにきたところを、外掛けで倒した。大鵬の連勝を45で止めた戸田(のち羽黒岩)、朝青龍の連勝を35で止めた北勝力は押し相撲。一気の押しで金星を挙げた。番狂わせの可能性を秘めるのは、低い相撲か押し相撲であることを示唆する事例だが、低い相撲の豊ノ島や豪栄道、押し相撲の雅山は野球賭博問題で名古屋場所を謹慎し、秋場所は大きく番付を下げるため、白鵬との対戦はなくなる。
■69連勝を意識
大相撲の最多連勝記録は、双葉山が年2場所制の昭和11年春場所から14年春場所までに記録した69連勝。白鵬は「意識しないと言えばうそになる。1つでも2つでもあこがれの双葉山さんに近づけるよう頑張る」と話す。順当なら千代の富士の持つ昭和以降2位の連勝記録53には秋場所6日目、双葉山の69には九州場所7日目に並ぶ。元横綱の貴乃花親方は「白鵬は他の力士との差があり、調子に波がない。この先もどこまで連勝が続くか楽しみ」としており、“双葉超え”は現実実を帯びてきた。
